遺品整理の費用相場はどれぐらい?料金を安く抑える方法も解説

遺品整理業者に依頼するとき、一番気になるのが料金です。私も、母が亡くなったあと遺品整理業者を選ぶときに、費用相場はいくらになるのかとネットで情報を探しました。料金は安い方が嬉しいのですが、あまりに安くて遺品を乱暴に扱われたり、追加料金が発生したりすると困ります。
そこで私は、遺品整理を依頼するときに無駄な費用を抑えつつ、丁寧なサービスを受けるにはどうしたらいいかを考えました。このページでは、遺品整理業者の費用相場をご紹介しながら、実際に私が行った料金を安く抑える方法や、適切な料金で丁寧なサービスを受けられる遺品整理業者の特徴を解説します。
Contents
遺品整理業者にかかる費用とは?
遺品整理業者にかかる費用の内訳を大きくまとめると、主に「作業費」「車両経費」「処分費」になります。作業費は、いわゆる人件費です。車両経費はゴミやリサイクル品などを運搬するための車両代で、処分費は回収したゴミなどを処分するための費用です。
これらの費用は、高すぎても安すぎても良くありません。高すぎるのは論外ですが、安すぎる場合、次のようなことが起こります。
作業費
丁寧なサービスが受けられない恐れがあります。例えば、作業量が多いのに人数を減らされると乱暴に作業されてしまう可能性が大きくなります。
車両経費
トラックの荷台部分がアルミの箱型になっている「バンボディ」ではなく、荷物がむき出しになってしまう「平ボディ」というトラックになる可能性があります。回収されたゴミなどを近所の方に見られたくないと思っても、平ボディのトラックでは隠すことができません。
処分費
回収をお願いした粗大ゴミなどが、適切に処理されない恐れがあります。処分を依頼したものでも、勝手にリサイクルされたり不法投棄されたりする可能性があります。
「みんなの遺品整理」で費用相場を調べよう

私は遺品整理の費用相場を調べるとき、遺品整理のいろいろな業者の情報が掲載されている「みんなの遺品整理」というサイトを利用して、一括で見積もりを行いました。
このサイトは、「一般社団法人 遺品整理士認定協会」という、遺品整理業の向上を図るために、優良な遺品整理士を育成するための講習や認定試験を行っている協会が運営しています。
まず、このサイトにある「遺品整理サービスと料金相場」というページを見てみると、部屋の間取りに合わせて、料金相場、作業人数の目安が掲載されていました。
| 間取り | 料金相場 | 作業人数 |
|---|---|---|
| 1R・1K | 3万円~8万円 | 1名~2名 |
| 1DK | 5万円~12万円 | 2名~3名 |
| 1LDK | 7万円~20万円 | 2名~4名 |
| 2DK | 9万円~25万円 | 2名~5名 |
| 2LDK | 12万円~30万円 | 3名~6名 |
| 3DK | 15万円~40万円 | 3名~7名 |
| 3LDK | 17万円~50万円 | 4名~8名 |
| 4LDK以上 | 22万円~60万円 | 4名~10名 |
私が遺品整理したい母の家は2LDKのマンションだったので見てみると、料金相場が12万円~30万円、作業人数は3~6名となっていました。
そこで、みんなの遺品整理のサイトで一括見積を行ってみると、だいたいサイトに載っていた料金相場表の範囲内でした。
そのときに私が希望した遺品整理の内容は下記の通りです。
【遺品整理業者に依頼した内容】
母が10年ほど住んでいた2LDKのマンション。ごく一般的に清潔感のある住まいです。
- 遺品の仕分け
- 不用品・粗大ゴミの回収(調味料などの生ごみの回収あり)
- 風呂、キッチン、洗面台のクリーニング
- エアコンのクリーニング
- 床のクリーニング
実際に依頼した時にかかった費用は20万円程度で、作業人数は4人、作業時間は5時間程度でした。費用や作業人数、作業時間は、「みんなの遺品整理」にあった相場表の範囲内だったので、大体合っているかと思いました。
ただし、部屋の状況によって料金は変動するので、この相場表はあくまでも参考価格としてとらえておくと良いでしょう。この料金表と比べてあまりにも高いときは、なぜそうなるのか料金の内訳を確認しましょう。
遺品整理の費用で起こるトラブルとは?
私が遺品整理業者を選ぶとき驚いたのは、業者によってサービス内容が違うことでした。例えば、ホームページには「なんでもお任せください!」と書いてあるのですが、電話などで確認してみると「ハウスクリーニングはできない」「生ごみの回収はできない」など、後からできないことを言ってくる業者がありました。
このように、依頼者の希望と業者ができるサービスの違いからトラブルが起こり、追加料金などが発生する可能性が生まれます。
ネットで遺品整理業者を探すときは、ホームページや口コミ評判などの情報を頼りにするほかありません。そこで私は、自分がしてほしいサービスのある業者を選び、そのあと電話で確認や相談をして、対応が良かった複数の業者の方に見積もりをお願いしました。
遺品整理の費用でトラブルを起こさないようにするためには、まず業者のホームページでサービス内容をチェックしたあと、電話で確認すると良いでしょう。
遺品整理の料金を安く抑える方法は?

遺品整理の料金を安く抑える方法は、無駄な費用を省くことです。例えば、故人が住んでいた一軒家を壊すときは、ハウスクリーニングの必要はありません。そこで、遺品整理業者に依頼する前に、故人の家や遺品をどうしたいか具体的に決めておくことが大切です。
残された家をどうしたいか決めておこう
故人の住んでいた家が賃貸であれば、大家さんに返さなければいけません。そのとき、大家さんとトラブルがないように、部屋をどのように返してほしいか相談すると良いでしょう。
例えばハウスクリーニングを例に挙げると、あまりにもひどい汚れや破損が多い場合は、借りていた側が補償する必要があります。しかし、長く生活をしていれば仕方のない汚れは大家さんと交渉することができます。ただ「全てをキレイにすればいい」と考えて補修やクリーニングをしても、後でエアコンや壁紙などを交換することになっていたら、無駄になってしまいます。
私の場合は、母が住んでいたマンションを売却しようと考えていたので、遺品整理業者の方には水回りと床、エアコンのクリーニングをお願いしました。壁紙などの補修はひとまず置いておき、まずは最低限のクリーニングだけで済ませました。
残したい遺品、整理したい遺品を明確にしよう
故人が残した遺品は、どれも思い出があり捨てられない品です。遺品整理業者に遺品の仕分けを依頼すると、手紙や写真など思い出が詰まっていそうな品物を丁寧に仕分けしてくれます。
しかし、個人的な思い出のある品物は、遺品整理業者の方でも分かりにくいものがあるかもしれません。そこで、これだけは取っておきたいと思うものは先に選別しておくと良いでしょう。
もし、そのような時間がない時は、遺品整理をするときに自分が業者に指示できるようにしましょう。遺品整理業者の中には、遺品の仕分けはするけれども、依頼者は作業中に部屋から出て欲しいという業者もいるので注意が必要です。
遺品整理業者は、まず不要なゴミの処分から始めます。そのあと、タンスや食器棚などにあるものを整理しはじめて、遺品の仕分けを行ってくれます。良い業者は、どの遺品を残したいかを後で選別しやすいように、丁寧に梱包して整理します。
遺品の整理とリサイクルをまとめて行う
遺品整理業者の中には、部屋の片づけだけでなくいろいろなものを買取査定してくれる業者があります。例えば、私が遺品整理を依頼した「遺品整理プログレス」という業者では、骨董品や宝飾品だけでなく家具や家電などの買取も行ってくれました。買取してもらえるものは、できるだけ売りたいと考えていたので助かりました。
一度に遺品整理と買取を行いたいときには、いろいろなものを買い取ってもらえる業者に依頼すると便利でしょう。
着物や切手、骨董品の買取は専門業者に依頼する
遺品には、母が残した着物や骨董品、父が残した切手アルバムがありました。これらだけは専門の買取業者の「バイセル」という会社に依頼することにしました。
バイセルに依頼を決めた理由は、全国どこでも無料で出張査定をしてくれる点です。私は、できれば自分の目の前で査定をしてほしいと思っていたので、バイセルが行う出張査定が自分の希望と合っていたので利用しました。出張査定では、査定してほしいものをまとめて見てもらえます。
私は、着物や切手、骨董品に詳しくなかったのですが、バイセルの鑑定人から一つひとつ丁寧に査定価格の理由を教えてもらったので安心できました。さらに、金額も思っていた以上に高額だったので助かりました。
賢く費用を抑えて、遺品整理業者に依頼しよう
遺品整理の費用を抑えるためには、必要のないサービスを省いて、できるだけ家具や家電などを買い取ってもらいましょう。
私が依頼した「遺品整理プログレス」では、「仕分け作業費」「廃棄物処理費」「合同供養費」「養生作業費」「水回り清掃費」が全て基本料金に含まれていて、そこからさらにお願いしたいサービスを追加することができます。自分がしてほしいサービスを具体的に決めておくと、遺品整理業者への依頼がしやすくなり、無駄な費用を抑えられます。
さらに、プログレスには家具や電化製品などの買取もお願いしました。ただ、家具や家電を捨ててしまうと家電リサイクル費などが必要になります。しかし、買取をお願いすれば少なくとも、回収に必要な料金を抑えられ、買い取ってもらったお金を遺品整理の費用にまわすことができます。
遺品整理業者に依頼するときは、サービス内容を選ぶことができて、買取も一緒に行ってくれる業者を選ぶようにしましょう。










