遺品整理を始めるタイミング(時期)はいつから?

遺品整理を始めるタイミングは、その時の状況に合わせて最適な日を見つける必要があります。最適な日を見つけるためには、自分の都合はもちろん、残された家の状況や賃貸の期限、兄弟が集まる日や法事の予定日などを考えなければいけません。
とはいえ、大切な家族が亡くなったときに冷静な判断などできません。私も母が亡くなったときは、何も考えたくありませんでした。そのような辛い状況でも、最低限のポイントさえ分かっていれば、最適なタイミングで遺品整理を始められます。私が実際に遺品整理を始めた経験を基に、遺品整理を始める最適な日を見つけるためのポイントをご紹介します。
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遺品整理を始めるタイミングを逃さないようにしよう
遺品整理を無事に終えるためには、始める時期やタイミングが大切です。無理なスケジュールで始めてしまったりタイミングを逃してしまったりすると気持ちが焦ってしまい、一番大切な遺品の仕分けの判断に影響が出てしまいます。遺品整理を始める適切な時期やタイミングは、無理のないスケジュールで始められるかどうかが重要だと考えましょう。
しかし、大事な親や家族が亡くなった後では気持ちが落ち着かず、遺品整理のスケジュールを考える余裕がないかもしれません。私も母が亡くなったときは落ち込んでいたため、あまり複雑なことを考えたくありませんでした。
そんな時に、スマートフォンで何気なく遺品整理について検索してみると、「遺品整理をいつから始めていいかわからない」「遺品整理を始めるタイミングは?」という悩みを抱えている方が多いことを知り「自分と同じような人が多いのだな」と思い、気持ちを立て直しました。
遺品整理は大変な作業かもしれませんが、タイミングよく始めることができればスムーズに終えられます。気持ちが前に向かないときでも、これからご紹介するポイントを理解すればいいので、安心して遺品整理に取り組みましょう。
遺品整理を始めるのに守るべき「しきたり」や「習わし」はある?
遺品整理は、亡くなった親や家族を弔(とむら)うための作業でもあるので、地域によってはしきたりや習わしがあるかもしれません。一般的には遺品整理を始めるにあたって守るべきしきたりや習わしはありません。ただし、次のような点に注意すると良いでしょう。
遺品整理は四十九日を終えた後に始めた方がいい?
遺品整理を始めるタイミングとして、四十九日後に行う方が多いようです。その理由は、四十九日までは亡くなった方の霊の行き先が決まっていないので、自宅のお気に入りの場所にいると言われているからです。そのため四十九日までの間は、引っ越しを行わない習わしがあります。
自宅が持ち家で時間に余裕があり、習わしに合わせて行動したいと思う方は、四十九日の後に行うと良いでしょう。ただし、亡くなった方の家が賃貸の場合、四十九日までの賃貸料などが発生してしまいます。
その場合、四十九日を迎える前に遺品整理をしても問題はないようです。実際、遺品整理業者の方に聞いてみると、四十九日の前に作業を行うケースは珍しくないと言われました。古くからの習わしは大切ですが、費用と習わしのどちらを優先させた方が自分にとって負担ではないかというポイントで考えると良いでしょう。
形見分けは四十九日の後に行おう
亡くなった方の遺品を親せきや家族の間で分ける「形見分け」は、四十九日の後に行うのが良いでしょう。ただし、一方的に形見分けを行ってしまうとトラブルになります。
例えば、遺族によっては「私はこの遺品を引き継ぎたい」といった希望があるかもしれません。また何の連絡もなく遺品を渡されたり送られたりしたときに、「相談もなく勝手に渡された」と不快に思う方がいるかもしれません。
他にも、故人よりも目上の人には形見分けしないことや、遺品を渡すときに箱に入れたり包装したりしないことが基本なので注意しましょう。
遺品を渡された方の気持ちも考えて、形見分けを行う前に話し合うと良いでしょう。
遺品整理を行う前にしておかないとトラブルになること

遺品整理を行う前に、次に挙げる2つのポイントを解決しておかないとトラブルになる可能性が大きくなります。大切なポイントなので、十分注意してから遺品整理を行いましょう。
財産分割についての話し合い
残された遺品の中には、高額な品物があるかもしれません。その場合は、相続税の対象となる可能性があります。例えば、宝飾品、骨董品、着物、趣味のコレクションなどです。
また高額な品物でない場合でも、財産として判断されるケースがあります。相続する財産で不動産や金融資産などが何もなく、亡くなった方の身の回りの品物だけでも、残された遺品が相続財産の対象として認定された判例があります。その場合、勝手に遺品を持ち帰ってしまうと、「相続財産の隠匿」という民法に触れてしまいます。
遺品の整理は、形見分けの問題だけでなく財産分割として判断される可能性があるのでしっかりと話し合うようにしましょう。
相続放棄を考えている場合
何らかの理由で亡くなった方の遺産相続を放棄したい場合は、遺品整理を行わないようにしましょう。相続放棄をすることが裁判所に認められる前に遺品整理を行って、残された遺品を持ち帰ったり処分してしまったりすると、裁判所から相続放棄が認められなくなる可能性があります。
ただし、亡くなった方の家が賃貸の場合、相続放棄が認められる前に部屋を片付けなければならないケースがあります。その場合はまず弁護士にどのように対応したらいいのか相談してから決めましょう。
また、遺品整理業者を依頼する場合は、確実に財産にならないゴミの片づけだけをしてくれる業者を選ぶようにしましょう。遺品整理業者の中には、相続放棄について理解せず、誤った対応をする業者もいるので十分に注意しましょう。
遺品整理を終えなければいけない期限を確かめよう
遺品整理を行う前に、終えなければいけない期限があるかどうかを確認しましょう。遺品整理の期限は、亡くなった方の家が賃貸の場合と持ち家の場合で違います。
残された家が賃貸の場合
亡くなった方の家が賃貸の場合は、まず不動産会社に連絡して契約内容を確認してから退去日を決めましょう。不動産会社に確認するポイントは次の通りです。
【不動産会社に確認するポイント】
- 次月の家賃が発生しないようにするためには、何日までに退去しなければならないか
- 短期解約違約金が発生するか
- 月の途中で退去する場合、日割り家賃にできるか
「短期解約違約金」は、入居してから1年以上経っていない場合に発生する可能性があります。通常では、家賃の1か月分を追加請求されることが多いようです。また、月の途中で退去する場合は、日割り家賃にしてもらうことで無駄な支払いを抑えられるか確認しましょう。
残された家を相続、財産分割する場合
残された家を相続、または財産分割する場合は、相続税が発生します。相続税の納税は故人が亡くなった翌日から10ヶ月以内となっています。10ヶ月以内と聞くと時間があるように感じますが、実際に行ってみると決して余裕のある日数ではありません。
相続税の支払いをするときは、弁護士か税理士に相談します。私が亡くなった母の相続税を納めるときは、税理士に相談しました。相続税の支払いまでにかかった期間は大体6ヶ月ほどでした。
相続税は、不動産や金融など資産をまとめて計算しなければならないので、時間が必要だと考えておきましょう。私が税理士に相談したときは、依頼してから2週間ほど経ってから、相続税が確定するまでの予定表をもらいました。
また相続税を納めるためのお金と、依頼した弁護士や税理士の費用を用意しておかなければなりません。まとまったお金がない場合は、相続した遺産を売却しなければならないので、依頼した弁護士や税理士に相談すると良いでしょう。
短期間でもスムーズに遺品整理するには代行業者が便利

遺品整理を終えなければいけない期限の確認や財産分割をどのように行うかを決めた後、いよいよ遺品整理を行う日を決定します。その時に、残された期限までの日数が少ない時や、スケジュールを計画的に進めたいときは、遺品整理業者に依頼するのが確実です。
しかし、限られた日数の中で信頼できる業者を見つけるのは大変です。そこで、私が実際に依頼したり相談したりした業者をご紹介します。
希望に合った業者を手配してくれる
依頼の受付を、24時間365日対応している「ライフリセット」に遺品整理を相談すると、自分の希望に合った業者を紹介してくれます。
ライフリセットは、全国に1000か所以上の拠点を持っていて、「空いた時間がないのでこの日に作業してほしい」「特殊清掃をしてほしい」「丁寧な遺品整理をしてほしい」といった様々な依頼内容に対応してくれます。窓口の対応も丁寧なので、安心して要望を伝えましょう。
実績も豊富で、年間3000件の依頼に対応し数多くの大手不動産会社からも依頼されています。依頼前に、遺品整理で不安に思うことを相談してみると良いでしょう。
短期間でも安心して合い見積もりができる
「信頼できる業者を集めて、合い見積もりをしたい」という場合は、「みんなの遺品整理」を利用すると便利です。
みんなの遺品整理は、「一般社団法人遺品整理士認定協会」という、業界全体のサービス向上を目指すために作られた協会と提携し、優良な業者を紹介しているサイトです。サイトでは、遺品整理士認定協会が認定する優秀な遺品整理士が在籍する全国546社の業者を紹介しています。
ホームページに掲載されている業者を選んで、合い見積もりの手続きが一括でできます。ホームページだけでなく、電話からの依頼も受け付けていて、無料相談も行っています。「何から始めていいか全くわからない!」という方は、みんなの遺品整理の無料相談を利用すると良いでしょう。実際私も、みんなの遺品整理に電話をして無料相談と合い見積もりを利用しました。
価値のある遺品が多い場合は出張査定を利用する
絵画や書といった美術品や宝飾品、着物など、価値がありそうな遺品が多い場合は、買取店の出張査定を利用すると良いでしょう。私が買取を依頼した「バイセル」は、着物や茶器、切手アルバムをまとめて査定してくれました。
鑑定人は、幅広いジャンルの知識を持っていたので安心しました。さらに、着物を査定するとき、出張で来た鑑定人だけでなく、その場で本社にも査定する着物の写真を送って2重のチェックをしてくれたので、安心感も2重に増えました。
遺品整理は遺品だけでなく気持ちも整理できる大切な作業
遺品整理をしている時間は、私にとって貴重でした。父や母が生活していたリビングや寝室がきれいに片付けられ何もない部屋になったとき、残された遺品を整理できたという安堵感と同時に、何もなくなってしまった寂しさやこれまで過ごしてきた両親との思い出などがよみがえってきました。
私は、亡くなった父や母が今でもどこかで元気に生活しているのでは、という錯覚にとらわれることがあります。けれども、いつまでも落ち込んでいるという訳ではありません。なぜなら、遺品整理を行い何もない部屋を見たことで、遺品だけでなく気持ちも整理できたと感じているからです。
遺品整理を始める時期やタイミングでお悩みの方は、まずは自分が無理なく遺品整理をできるかどうかという基準で進めてほしいと思います。時間がない、何もわからないというときは、遺品整理業者に相談するのも一つの方法です。
私は遺品整理を代行業者に依頼し、着物などの買取は、買取店の出張査定を利用しました。おかげで、計画的に遺品整理を進められたので大変助かりました。初めて業者に電話をしたとき、対応が丁寧だったことは漠然と不安を感じていた私にとって幸いでした。
遺品整理で悩みを抱えて辛い時は、周りの友人や家族だけでなく遺品整理業者にも相談してみましょう。










