遺品整理の特殊清掃で信頼できる業者の選び方と相談方法

特殊清掃を依頼するとき、分からないことがたくさんあります。信頼できる業者を選びたくても、何を基準にして選べばいいのか分かりません。
私の知人でアパート経営をする人が、特殊清掃について理解しないまま依頼をしたため、失敗してしまったそうです。そこで知人の体験談を基に、特殊清掃についての解説や信頼できる業者の選び方、相談方法についてご紹介します。
Contents
知人が特殊清掃の依頼で失敗した理由
ある時、知人が経営するアパートに住む1人暮らしの方が亡くなりました。遺体の発見が遅れたため、1DKの部屋は腐敗した遺体の体液で臭いが充満し、ハエが大量に発生していました。また、家庭ゴミなども散乱していたため、業者に特殊清掃を依頼しました。
特殊清掃の費用は、知人が支払うこととなりました。できるだけ費用を抑えたかった知人は、いくつかの業者の中から一番費用の安い業者を選びました。
信頼できない業者に全てを任せてしまった
知人は、見積もりの時に作業内容と料金の詳細をあまり確認せず、「安いから」という理由で依頼を決めてしまいました。
特殊清掃と遺品整理が完了した後、トラブルが起こりました。清掃直後は気づかなかったのですが、しばらくして再び部屋に入ったとき、まだ臭いが残っていました。そこで知人は作業した業者に苦情を言ったのですが、「作業後に確認を得ている」などと言われてしまい、結局解決ができませんでした。
その後、別の業者に依頼して分かったことですが、始めの業者は、特殊清掃といっても表面的な清掃しか行わず、床に染みついた体液がまだ残っていました。
信頼できる業者が行う「特殊清掃」を知っておこう

信頼できる業者に依頼するためには、まず「特殊清掃」とはどのようなことをするのか知っておきましょう。そこで、特殊清掃の内容をご紹介します。
大量に発生した害虫の駆除
大量に発生したハエなどの虫を燻煙剤で駆除します。また、害虫が隠れていそうな排水口やバスタブの下といった場所にも駆除剤や洗浄剤を散布して徹底的に駆除します。
特殊清掃による体液の除去方法
臭いの原因となる遺体の体液を除去するとき、信頼できる業者は臭いが落ち着くまで家の玄関や窓を開けず、近隣住民に迷惑をかけないように作業します。体液が染みついた布団は、臭いが漏れないように袋に入れて回収し、マンションの場合は、エレベーターに臭いが残らないように階段を使って運び出します。
遺体の発見が遅いと、体液が床下まで染み込んでいる可能性があります。信頼できる業者は、体液がどこまで染み込んでいるかを確認し、場合によっては床や壁紙をはがしてリフォームまで行います。
特殊な機械や洗浄剤による臭いの除去
特殊清掃に慣れた業者は、臭いの原因に合わせて消臭剤・殺菌剤・洗浄剤を変えて除去します。体液の場合は、殺菌、洗浄効果のある次亜塩素酸ナトリウムや安定化二酸化塩素などの化学薬品を使って洗浄します。
臭い除去の対策として、特殊な機械を使ってオゾンを部屋全体に散布する「オゾン消臭」という方法があります。部屋全体の清掃が終わった後、オゾン消臭をすることで部屋の細部に残った臭いを消します。
臭いがついた不用品の処分
臭いが染みついた家具などの不用品は、身体に害を及ぼす病原菌などがついている可能性があるので、自治体によっては回収を拒否されます。そこで、不用品である家具でも消臭・殺菌・消毒してから運び出す場合があります。
信頼できる業者の選び方
特殊清掃について理解したら、信頼できる業者の選び方を知りましょう。信頼できる業者の特徴は、依頼者からの質問に対して分かりやすく説明を行います。そこで、依頼をする前に信頼できる業者かどうかを見極めるための確認の仕方をご紹介します。
遺品整理士が在籍する業者を選ぼう
遺品整理士とは「一般社団法人遺品整理士認定協会」が認定する資格です。遺品整理に必要な知識や技術を習得しているので、信頼できる業者を選ぶときの目安になります。
どんな清掃ができるのかを確認
特殊清掃を行う業者の間でも、信頼できる業者とできない業者では技術や対応力が違います。部屋の汚れ方がひどかったときに、どんな清掃を行うか確認しましょう。
害虫をどのように駆除するか
害虫はハエだけでなく、排水口やトイレなどに集まるコバエなどもいます。すべての害虫に対応できるかどうかを聞いておきましょう。
臭いの除去はどこまでできるのか
臭いの原因となる遺体の体液が、床の表面だけでなく床下にまで侵入していた場合は、どのように対処できるのか確認しましょう。ほかにも、家具や部屋全体に残った臭いをどのように消すのか聞いておきましょう。
リフォームができるのか
床をはがして体液を洗浄しなければならない場合、床のリフォームが必要です。ほかにも、壁紙に体液が付着して浸透してしまった場合は、壁紙を取り換える必要があります。壁や床のリフォームも含めた清掃ができるのか確認しましょう。
料金の内訳や追加料金の有無を確認
信頼できる業者は、作業内容と料金について分かりやすく説明してくれます。見積もりの時に、必要な作業内容と料金を確認しましょう。もし、追加料金が発生する場合はどのような理由で発生するのかも聞いておきましょう。
特殊清掃の料金の相場や内訳を知ろう

特殊清掃に必要な作業内容と料金の相場をご紹介します。見積もりに書かれた内訳や料金を確認するときの参考にしましょう。
特殊清掃の料金の主な内訳は次のような項目があります。それぞれの最低価格の相場と合わせて見てみましょう。
【特殊清掃の内訳】
- 布団などの汚物除去…2万円~
- 汚れた畳の回収…1枚3000円~
- 床または浴室の特殊清掃…3万円~
- 害虫駆除…1万円~
- オゾン消臭…1日3万円~
- 作業費(人件費)…2万円~
料金は部屋の状況によって変わります。特に遺体の発見が遅くなってしまった場合は、料金が高くなる傾向です。床や壁紙をリフォームしなければならないときは、別途料金が発生します。また、遺品の仕分けなどを行う遺品整理の費用は別料金となります。
特殊清掃の作業時間・消臭時間の目安
特殊清掃の作業時間は、床上清掃と害虫駆除だけならば、1R(ワンルーム)あたり1.5~4時間程度です。
清掃が終わった後に行うオゾン消臭は、1R(ワンルーム)あたり4時間程度、長いと72時間以上かかる場合があります。
トラブルを予防するための相談方法
問題なく特殊清掃を終えて部屋を元通りにするためには、業者に自分の要望を伝えて相談しておくと良いでしょう。信頼できる業者を見つけても、依頼内容があいまいだとトラブルになる可能性があります。
次に挙げる内容の相談をしておくと、トラブルの予防に繋がります。
特殊清掃と遺品整理の方法について相談しよう
特殊清掃と遺品整理を一緒に依頼できるか相談しましょう。その時、どのぐらい時間がかかるのか、買取してもらえる不用品はあるか、遺品の仕分けも行ってもらえるかなど、要望を具体的に伝えられるようにしましょう。
近隣住民への配慮の仕方を相談しよう
特殊清掃の作業中に、遺体の腐敗した臭いが漏れて、近隣住民の方から苦情が出る可能性があります。できるだけ近隣住民に迷惑をかけないように作業ができるか相談しましょう。
アフターフォローについて相談しよう
信頼できる業者は、害虫や臭いの再発生が起こらないように清掃を行います。しかし万が一、害虫や臭いの再発生があった場合の対応について相談・確認をしておくと良いでしょう。
害虫や臭いの再発防止のために、消臭・洗浄作業を1日ではなく数回に分けて段階を追って行う業者もいます。遺体の発見が遅く腐敗が進んでいた場合は、害虫や臭いの再発を考えてどのように作業を行ってもらうか相談しましょう。
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